国家元首、政治家として
カブース国王陛下は1940年11月18日、 ドファール地方のサラーラで生まれた。故 サイド・ビン・タイムール前国王陛下の唯
一の嫡男であり、アルブサイド王朝直系の 8代目に当たる。アルブサイド王朝は、類ま れなる指導者として内乱を収拾し、オマー
ンに平和と安定をもたらしたイスラム教の 導師、アハマド・ビン・サイドが1744年に 興した王朝である。 この高名な祖先と同様、当時のカブース
皇太子は旧弊と内乱が国を支配する中で王 位を継承した。幼き日には思いもよらな かった試練の道が陛下を待ち受けていたか らである。陛下はサラーラで幼年時代の教
育を受け、16歳の時に父君である国王陛下 の意向で英国の私立学校へ留学した。そし て1960年、士官候補生としてサンドハース
ト英王立陸軍士官学絞に入学。同校卒業後、 英陸軍歩兵大隊に所属し、作戦任務により、 英軍参謀としてドイツに1年間滞在した。
兵役を終えると英国で地方行政について学 び、その後世界各国を歴訪して帰国。続く 6年間はサラーラでイスラム教をはじめ、 オマーンとその国民の歴史を学んだ。
1970年7月23日、父王の退位により王位 を継承すると、マスカットに活動の拠点を 移し、国家再建に着手した。
日本とオマーン